私が普段愛用しているPCは「Dell XPS15 (XPS 9560)」。PC本体が2kgと持ち歩くには少し重く感じる。加えて付属のACアダプタも大きく、コードも太いので取り回しが悪い。他にもスマートフォン・タブレットの充電器も持ち歩いているから、別にACアダプタとコードが必要だ。

そこで、持ち歩くものを軽くすべく購入したのが、RAVPowerのUSB-C充電器とAnkerのUSB-PD対応のUSB Type-Cケーブル。

ポートは2つあり、上がUSB-PD対応のUSB Type-Cポート。こちらは最大出力61wでUSB PD対応のノートPCを充電することができる。下は最大出力12w(5V/2.4A)のUSB-Aポート、スマートフォンやタブレットなどを充電できる。

ただし、2ポートを同時に使用する場合は、USB-Cポートの出力が最大45wとなる。

上面にはRAVPOWERのロゴ。

裏面は無地。

余談だがこのタイプの充電器は、差し込み口の場所よっては他のプラグと干渉してしまう場合もあるので、10cm程度の延長コードもあると便利である。

右のXPS15の純正充電器と比べると、とてもコンパクトである。

重さも純正充電器の半分以下。2ポートあるので、これでスマホ用のACアダプタも持ち歩かずに済む。

純正充電器より出力が低くても、PCを充電できるのか

恐らく購入する前に一番気になるのはこの部分だろう。私のXPS15 (XPS 9560)の純正充電器は130W。13インチのXPS13は45W。

同じくUSB PD対応で、USB Type-Cで充電することができる、MacBook Pro 15インチの純正充電器は85W、 MacBook Pro 13インチは60W。

結論から言うと、問題なく充電することができる。

純正充電器は高負荷時であっても充電ができるように、最大出力に余裕を持たせている。

XPS15の場合、61W出力時(USB-C ポートのみ使用時)・45W 出力時 (USB-CポートとUSB-Aポート同時使用時)にかかわらず、ネットサーフィンや文書の作成、PhotoshopやLightroomでの画像編集程度では、そこまで消費電力が大きくないため、十分に充電することができる。

ただし、45W出力時にCPUテストツールで大きな負荷をかけると、さすがに充電はできなかった。なお、充電はできなくとも給電は可能なため、バッテリーが減るようなことはなかった。

超高負荷の作業を連続して行うシーンなどでは純正の充電器を使用したほうが安心だが、普段 外で軽い作業を行う程度なら、純正充電器より出力の低いUSB-C充電器でもなんら問題ないだろう。