PhotoshopやIllustratorをはじめとするCreative Cloud製品でお馴染みのAdobeが1年に一度開催するクリエイターの祭典「Adobe MAX Japan」。今回はAdobe MAX Japanの参加方法から当日の楽しみ方について話していく。

Adobe MAX Japanってどんなイベント

Adobe MAX Japanは、ロサンゼルスで毎年開催されているAdobe MAXの日本版で、日本では2016年に東京ビックサイトで初めて開催され、2017年からはパシフィコ横浜 展示ホールで開催されている。開催時期は例年11月下旬~12月上旬ごろである。

MAX Japanの目玉となるのは、Adobeが提供するCreative Cloud製品の最新機能や今後登場する新製品・新機能を紹介するKeynote、各分野の最前線で活躍するエキスパートたちがCreative Cloud製品の使い方や活用方法を紹介する40以上のセッションだ。

その他にも協賛企業によるブース出展や体験コーナー、フードコーナー、Adobeグッズを購入できるMAX Storeなどがある。1日を通してCreative Cloud製品について学びつつもクリエイターの祭典を満喫することができる。

事前に参加登録が必要

MAX Japanに参加するには、MAX Japanのwebサイトから事前に参加登録が必要だ。2018は参加費は無料だったが、2019は一般は有料、学生は無料となった。

Adobe MAX Japan 2019の参加費
一般 10,000円
10月31日まで、超早割 3,000円
11月21日まで、早割6,000円
学生無料

参加登録は早めにしないと参加できなくなる可能性も

MAX Japan 2019では、参加費が有料になるも過去最高の来場者数を記録した。参加登録も10月8日(火)からはじまったが、登録数がAdobeの予想を上回り、10月25日(金)以降、新規の参加登録はできなくなってしまった。

当初は参加の取り消しは返金できないとしていたAdobeも、11月25日(月)までの1ヶ月間は、参加の取り消しに対して返金対応を行う異例の事態に。

このためMAX Japanに参加したい場合は、できる限り早めに参加登録を済ませておくことをおすすめする。

Adobe MAX Japan 2020は11月24日(火)開催

Adobe MAX Japan 2020は、すでに2020年11月24日(火)にパシフィコ横浜で開催されることが決まっている。開催が近づくとMAX Japanのwebサイトで告知がはじまり、その後9月下旬ごろか10月上旬ごろから参加登録が開始される。

Adobe MAX Japan 当日の楽しみかた

ここからはMax Japan当日の楽しみ方について話していく。写真は前回のMax Japan 2019のものになる。

パシフィコ横浜 展示ホールへのアクセス

2018・2019も私は金沢から夜行バスで横浜へ向かった。適当に朝食を済ませて会場に向かう。8時前にはパシフィコ横浜に到着した。

パシフィコ横浜 展示ホールへは、みなとみらい駅からクイーンズスクエア横浜の中を通って行くのがオススメだ。近いのはもちろんのこと、屋根がついているので、雨降っていても濡れずに展示ホールに行くことができる。

以下の動画が参考になるので貼っておく。この動画はCP+の際に撮影されたもののようだ。

8時過ぎには会場に到着しよう

会場に到着すると、まず受付待ちの列に並んでから、受付で入場パスを受け取り、そこから入場待ちの列へと並んでいく。

8時過ぎには会場に到着して並んでおこう。その理由は「整理券」だ。

Adobeグッズが買える、MAX Storeの整理券

MAX Storeのレジ前

MAX StoreでのAdobeグッズの購入には整理券(専用の注文用紙)が必要になる。整理券の配布は2018では入場後すぐ、2019では入場待ちの列で前から順に配布された。

MAX Japan 2019のMAX Storeの整理券

整理券ではグループ分けがされており、注文用紙に記入してから、決められた時間にMAX Storeでグッズを購入する。17:40以降は整理券を持ってない人でも買えるよう一般開放されるが、それまでに売り切れてしまうグッズも多い。

MAX Storeの前には商品の見本が並べられている

すぐに無くなる、ランチセッションの整理券

午前中のKeynote(基調講演)が終わると、協賛企業によるランチセッションが行われる。ランチセッションでは無料でランチボックスをもらうことができる。このためランチセッションの整理券には人が殺到し、あっという間になくなってしまう。

ランチセッションの整理券の配布は例年は入場がはじまって間もなく会場内ではじまるので、入場待ちの列では前のほうに並んでおいたほうが良いだろう。

2019のランチボックスはサンドイッチ。ジュースやお茶などの飲み物も貰えた。おいしそうに見えないのは照明のせいなので、あしからず。

Keynote

無事にMAX Storeとランチセッションの整理券を入手して、まずは最初のKeynote(基調講演)へ。基本的にこの時間帯は他のセッションもないので、入場した人のほとんどはKeynoteの会場へと向かう。

Keynoteは一番広い会場で行われる。

会場にはパイプ椅子が大量に並べられている。

CPOのScott Belsky氏が最初に登場

英語で話す登壇者もいるため、会場の入り口で同通訳機が配られる。

Keynoteでは最新機能や今後登場する予定の機能や製品の説明やデモがメインとなる。

2019年にアップデートされた、CreativeCloud

CreativeCloud がMicrosoft Officeとの連携が可能になった。

PC版に比べまだ使えない機能が多いiPad版のPhotoshop、2020年は多くの機能が登場する予定。

会場内の展示を楽しむ

Keynoteが終わるとランチセッションまで少し時間があるので会場内を散策できる。

会場内には協賛企業のブースが多く出展している。

インスタ映えしそうなオブジェみたいなものも会場内置かれている。

BREAKOUT SESSION

午後からはランチセッションを経て、BREAKOUTセッションへ。 BREAKOUTセッションは授業のように5コマのセッションがあり、各時間帯のセッションのなかから好きなセッションを受講できる。

https://maxjapan.adobe.com/sessions/

必ず受講しないといけないわけではないため、受講したいセッションがなければ会場内を散策したりしても問題ない。

私は「UI/UX」「WEB」系のセッションを中心に5コマすべて受講した。MAX Japan 2019では、来場者が多かったため立ち見が出てしまうセッションもいくつかあった。

なお、各セッションはYouTubeのビデオアーカイブで視聴することもできる。

Adobe MAX Japan 2019 ビデオアーカイブ - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLF_lcvNhVWn9JG7K3NrtfzYlsCFVRTGQR

オリジナルカクテルの整理券

BREAKEOUT SESSIONが終わると、BEER BASH(参加者向けのパーティ)に向けて、オリジナルカクテルの整理券が配られる。

また、オリジナルカクテルとは別に、BREAKOUTセッション終了後、フリードリンクも貰える。

オリジナルカクテルはAdobeの製品をイメージしたものがふるまわれる。

オリジナルカクテルの整理券の配布には入場時と同様に長い列ができる。この列に並ぶと、まず17:40からのMAX Storeの一般開放には行くことはできない。

オリジナルカクテルの整理券も混雑を避けるためグループ分けがされている。

オリジナルカクテルも整理券を持った人への配布が終わると、整理券を持ってない人も自由に貰えるようになる。ただ数は少ないので必ず貰えるとは限らない。

BEER BASH

BEER BASHはただお酒を飲むだけのイベントではない。ここではAdobe製品の開発中の機能を紹介する「Sneak Preview」が行われる。

MAX Japan 2018では、現在はすでに実装されているAfter Effectsの「コンテンツに応じた塗りつぶし」が発表された。

MAX Japan 2019では、Photoshopで編集された顔の画像を、加工されているか見抜くAIなどが紹介された。

BEER BASHの会場内、最初は人が多いが時間が経つにつれて徐々に減っていく。

さいごに

この記事が、次回のAdobe MAX Japan 2020に参加する際の参考になれば幸いである。

最後に次回のAdobe MAX Japan 2020は「2020年11月24日(火)」開催。前もって予定を空けておこう。